2014年5月23日金曜日

甲山湿原の今


気温も上がり、少しづつ初夏に近づいていることを
実感します。
草木もぐんぐん成長し、
生きものたちも活発に活動しています。
学習館東側斜面に広がる『甲山第4湿原』では・・・

 

  
モウセンゴケ
食虫植物で
葉の先の繊毛にムシをつかまえる粘液をたくさん
出しています。
群生すると赤い毛氈を
敷き詰めたように見えます。


イシモチソウ
葉の先の粘液は石がくっつくほどで
この名前がついています。
可憐な白い花を咲かせます。

イシモチソウの葉の粘液に虫がとらえられています。
 
 
ニホントカゲ
トカゲ類も活発に活動しています。
ちょうどクモをパクリ!
ニホントカゲの子どもは
尻尾が鮮やかな青色をしていて、
敵に襲われると切り離して逃れます。
 
 
この時期 毒をもったヘビや毛虫、マダニ、
目の周りを、まとわりつくように飛び回る
うっとうしいメマトイなど
ありがたくない生きものもいます、野山に行くときには注意をしましょう。